
箱根登山線は、小田原駅から強羅駅(路線図で左)までを結ぶ、小田急箱根の鉄道路線。
中間の箱根湯本駅で乗り換えが必要です。

2つのレール幅とスイッチバック
箱根湯本駅で電車を乗り換える理由は、レール幅(軌間)が異なるからです。
箱根登山線のレール幅は、小田原駅〜箱根湯本駅が1,067mm(狭軌)、入生田駅〜強羅駅が1,435 mm(標準軌)。
重複する区間は、3本のレールが敷かれています。これは「三線軌条」と呼ばれ、国内では珍しく数か所しかありません(上の写真参照)。
また、強羅への急勾配を鉄道列車が登るためのスイッチバック方式もこの路線の特徴です。出山信号場・大平台駅・上大平台信号場と3か所あります。

小田急箱根 箱根登山線の停車駅一覧
箱根登山線は「箱根登山線」と案内されるところもあります。運行会社がケーブルカーも運行しているからでしょう。
箱根登山鉄道(社名)は箱根観光船など4社が合併し、小田急箱根として2024年4月にスタートしています。